2013年05月27日
繭の海
か細い手を抱き寄せて このまま世界を終わらせよう
僕たちのいる場所は 雪の降らない寂しい町
今年もまた 海に唄を葬るようなそんな季節が訪れて
世界は 眠って 廻って
僕は君を抱きしめ、君が最後と言った
君は頷かず笑う、これが恋の始まり
もし夜空に星のように 廻る記憶の環があるのなら
波の音をすくい拾って 待ちくたびれた君に聴かせよう
雨 晴れる憂い 言葉は暮れる
春 風に揺れる 舞う 羽根に 触れ
僕は君を抱きしめ、愛していたと言った
君はもう笑わずに、これが恋の始まり
降る雪に重ねた言葉、見えないように溶けてく
想い出はそっと景色に触れ、鮮やかな雪のように
僕は君を抱きしめ、肩越しの世界 白く
君は頷かず 降る 雪を眺めてた
僕は君を抱きしめ、君は僕を抱きしめ
「愛して(る)..」と言うから
君が遮って、キスした。
capo3
僕たちのいる場所は 雪の降らない寂しい町
今年もまた 海に唄を葬るようなそんな季節が訪れて
世界は 眠って 廻って
僕は君を抱きしめ、君が最後と言った
君は頷かず笑う、これが恋の始まり
もし夜空に星のように 廻る記憶の環があるのなら
波の音をすくい拾って 待ちくたびれた君に聴かせよう
雨 晴れる憂い 言葉は暮れる
春 風に揺れる 舞う 羽根に 触れ
僕は君を抱きしめ、愛していたと言った
君はもう笑わずに、これが恋の始まり
降る雪に重ねた言葉、見えないように溶けてく
想い出はそっと景色に触れ、鮮やかな雪のように
僕は君を抱きしめ、肩越しの世界 白く
君は頷かず 降る 雪を眺めてた
僕は君を抱きしめ、君は僕を抱きしめ
「愛して(る)..」と言うから
君が遮って、キスした。
capo3
re:rain-tion
約束は 守られないから美しいの
秋雨が 目の前踊るように過ぎてゆく
大概は 亡くしたあとから気付くもの
繰り返し 優しく雨だけ訪れる
恋に預け 掬い損ねた 時の雫が
遠く 高い 空の彼方から 世界を満たした
はらはらと舞うこの雨に打たれて
色のない鮮やかな君を見てる
ただただ今夜だけと願う僕を笑うように
街を 洗い 流した
恋に預け 掬い損ねた 時の雫が
遠く 高い 空の彼方から 全て見透かした
僕に預け 夢を果たした 君の面影は
細く 穿つ 銀の涙ごと 世界を満たした
僕の目の前で この手の先で
光は 君を 優しく抱く
この目の前で この指の先で
届かない もう一度
はらはらと舞うこの雨に打たれた
その髪に唇寄せて
きらきらと遊ぶ君の目を覗き込んだら
もう抜け出せない
はらはらと舞うこの雨に打たれて
色のない鮮やかな君を見てる
ただただ今夜だけと願う僕を笑うように
街を 洗い 流した
capo2 C
その声
花びらが散る頃に 僕たちは唄ってた
子供のような声で 触れる 見える 消える
雨に唄った声が リエゾンした青空
君から見えないように笑う こころ こもる 灯る
茜色の空に重ねた 僕らは嘘のように
問いかけるばかりの夜に か細い手を抱いていた
明日は見えなかった 愛とは言えなかった
ただあるそのまま唄にして遊んでた 笑えてた
そしてまた朝はきて 閉じてたレース揺らす風
遠ざかるその髪撫でる光 言えた 触れた 見えた
茜色の空に重ねた 言葉は嘘のように
問い 叫ぶばかりの夜に唄いながら 消えてく
花びらに逆らって 僕らは思い出だけ
ただこの未来の果てに 揺れる 言葉を探していた
capo4